さまざまな場面で社会的信用が問われる

社会的信用はビジネスで特に重要視される項目です。なぜなら、社会的信用が高い＝安心して取引ができる相手、と見なされるからです。フリーランスは会社員のように「会社」という後ろ盾がなく、個人の力量で勝負することになるため、信用を得るまで時間がかかります。信用がなければローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするのが難しくなるのはもちろん、納期を早めに設定されたり、案件自体を受注できなかったりといったことになる可能性が高いです。

フリーランスが社会的信用を高めるには時間が必要です。「支払いに遅れない」「貯金額を増やす」「毎月の収入がしっかりあり、かつ支払いに遅れない」の3点をは必ず守るように心がけてください。そのため、フリーランスになってからではなく、その前から意識して行動する必要があります。また、フリーランスは賃貸物件を借りるのも容易ではありません。信用力の高いシェアオフィスを借りるなどして信用を積み重ねるといいでしょう。

フリーランスはクライアントと契約を結ぶ形になるので、契約が切れると職を失うリスクがあります。そのため、貯金が必須なわけですが、貯金額は多ければ多いほど信用も得やすくなります。しかし、フリーランスは収入が不安定で貯金が難しいといわれています。安心して生活するためにはどれくらい貯金しておけばいいのでしょうか。目安は生活費半年分です。仕事がなくても半年間は生活できる貯金があれば心理的な負担を軽減でき、安心感を得られるでしょう。