どうすれば社会的信用を高めることができるのか？

支払いに遅れない

ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりする時に最初に確認されるのが「支払いに遅延がないかどうか」です。クレジットカードやローンの支払いが遅れたり、携帯料金の支払いが滞ったりするとブラックリストに載せられ、ローンを組めなくなります。住宅ローンの審査では必ず確認されるので、フリーランスになる前から気をつけておく必要があります。ただし、ブラックリストは永遠に残るわけではありません。ブラックリストに載るのは、延滞が5年、代位弁済が5年、任意整理が5年、自己破産が10年です。2カ月程度の遅れから遅延と見なされるので気をつけてください。代位弁済とは、金融会社が契約している保証会社に対して一括返済を要求する状況を指します。延滞が長期間続いたら代位弁済となります。
このような記録を残さないことが社会的信用につながるので、行動には気をつけましょう。

毎月確実に貯金する

形のない信用を目に見えるように表したものが「貯金」です。定期的にお金を貯めることは社会的信用につながりますので、できれば数万円ごとに定期貯金をして、確実にお金を貯めるようにしてください。金額が少なくても確実に貯金を続けることが大切です。貯金できる金額が増えたら定期貯金の金額を増やしていくといいでしょう。
フリーランスは1人で仕事をしている人も多いのですが、経理作業もすべて自分で行わなければなりません。金融機関は毎月の収支がきれいでわかりやすいものを求めているので、それを意識して行動するようにしましょう。仕事で得た収入は、私用の口座と兼用するのではなく、それ専用の口座に集約すると管理がしやすくなります。報酬の振込はすべてその口座にしてもらえるよう指定するようにしましょう。

シェアオフィスを活用する

フリーランスになったばかりの期間は「信用を積み上げていく期間」と捉え、意識して行動することが大切です。しかし、フリーランスは社会的信用が低いため、物件探しも容易ではありません。シェアオフィスを活用すればスムーズに起業をできます。シェアオフィスの信用力を借りながら、信用を積み重ねていくことをまずは目指しましょう。
ただし、シェアオフィスであれば何でもいい、というわけではありません。ホームページに掲載されているシェアオフィスの文言が対外的にチェックを受けている場合もあるからです。文言は自分自身にも反映されるため、文言が適切かどうか、しっかりとした作りでよい雰囲気が伝わってくるデザインのホームページになっているか、事前に確認しておきましょう。